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「お食い初め」について詳しく知りたい
この記事を読んでくださっているってことは、お子様が誕生し、「お食い初め」について調べている、「パパ」や「ママ」だと思います。可愛い子供のためには、出来ること全てをやってあげたいですよね。私も3人の娘がいますが、その頃は多忙であり、若く無知だったため、1人も「お食い初め」というものをやってあげてなくて、今になって少し後悔しています。皆さんは、そんなことにならないように、この記事を読んでいただき、ちょっとだけでも役にたてれば嬉しいと思って書きましたので、最後までお付き合いください。
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お食い初めの文化と歴史
「お食い初め」は、日本の伝統的な儀式で、赤ちゃんが初めて固形食を口にする大切な瞬間を祝福する素敵な行事です。この儀式は古代から続き、村の結びつきや、安全を祈る重要なイベントとして根付いています。奈良時代や平安時代には、神聖な雰囲気が漂う神社や寺院で行われ、祝詞が捧げられたりしました。戦国時代から江戸時代にかけて、「お食い初め」は武士階級から庶民まで幅広く愛され、家庭ごとに独自の慣習が花開きました。そして、現代では伝統を大切にしつつも、新しいアイディアやスタイルが取り入れられ、多様性が豊かな雰囲気を醸し出しています。「お食い初め」は、日本の文化や歴史を感じる温かな儀式であり、家族の絆を深める特別な瞬間でもあります。こうした素晴らしい伝統が、今もなお愛される理由は、その優しさと祝福の気持ちが詰まっているからかもしれませんね。
「お食い初め」の準備
「お食い初め」を行うには、早目の準備をおすすめします。「いつ頃」に「どこ」でするのか、「食材や衣装、食器」も用意する必要があります。順に説明していきます。
生まれてから何日目に行う?
赤ちゃんが生まれた日を1日目として数え始め、100日目に当たる日に行うのが基本です(生後100日~120日頃にすることが多い)。下記の補足も参考にしてください。
- 生後100日は目安のため、必ずこの日に行わないといけない訳ではない
- 家族や親戚等の都合に合わせ、柔軟に日付を決めることがベスト
- 赤ちゃんが食事をする真似をさせるイベントのため、首が据わってから以降を選ぶ
- 時間帯については慣習などで決まっていないので、都合のよい時間で問題はない
場所はどこですればいいの?
一般的に、「自宅」や「神社」、「レストラン」で行われます。自宅で行う場合は、アットホームな雰囲気で親しい人たちとリラックスして過ごせますが、準備や片付けが必要になるのが、少し面倒です。神社での儀式は神聖な雰囲気で行われ、祝詞が捧げられますが、移動や費用が発生します。また、レストランで行う場合は、手軽で、料理に手間をかけずに済みますが、外部の環境に頼ることになります。どこで行うかの選択は、家族の価値観や予算によると思います。
食材は何を選ぶ?
基本的な献立は、「一汁三菜」といわれ、「赤飯」、「焼き魚」、「煮物」、「汁物」、「香の物」が主流となっています。焼き魚は、おめでたい席でえらばれる「鯛」が使用されます。地域によって献立は異なるため、縁起の良いとされるものであれば特に決まりはないようです。また、家族の好みに合わせた料理を用意するのもよいでしょう。
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食器や衣装に決まりはあるの?
使用する食器
「お食い初め」で使用する正式な食器は、漆器や素焼きのもので、高足の御膳を用意します。お箸は丈夫で折れにくいとされている柳で出来た祝箸を使います。器は母方の実家から家紋の入ったものを用意するのが一般的ですが、自分の家の家紋が分からない方のほうが多いと思いますので、陶器の食器などで代用しても大丈夫です。最近は、それほどこだわらなくても、これから赤ちゃんが使う食器を新たに購入して、それを使用するのも、ありかと思います。伝統を守りながらも、時代の変化に応じた対応をすればよいでしょう。
服はどんなものを着せるか
伝統的な衣装は、男の子は「甚平」や「五衣」、女の子は「振り袖」や「着物」が一般的です。これらの装いは、縁起を担ぎます。最近では、カジュアルで可愛らしいデザインの洋服や、家族が揃いのジーンズやTシャツを身に着けるスタイルも人気となっています。伝統的な装いは格式高く、写真映えする一方で、近年のトレンドはアレンジ自在でリラックスした雰囲気を重視したものが増えています。家族の好みやスタイルに合わせて、「お食い初め」の瞬間を彩りましょう。
招待をする人を決める
招待は、両親・義両親ともに声をかけておきましょう。両家が都合を合わせる必要がありますが、両家の両親を呼んで行う場合が多いようです。しかし最近は、パパママと赤ちゃんだけで行う家庭も増えています。また、親戚や友達を招待する家庭もあるようですので、大切な人たちと共に、赤ちゃんの成長を祝福し、家族の幸せを分かち合うことが一番なのではないのでしょうか。
儀式の方法
「お食い初め」の儀式には、赤ちゃんへの食べさせ方にしきたりがあります。最近は、しっかりと沿ったやり方をすることは、減っているようですが、知っておいて損はありません。
養い親を決める
「養い親」とは、儀式のなかで赤ちゃんに食べさせる真似をする人のことをいいます。「養い親」になる方は、赤ちゃんが長寿にあやかれるように「赤ちゃんと同性の最年長者」に依頼するのが通常です。祖父母を招待した場合は、祖父母がその「養い親」になり、男の子の場合は祖父、女の子の場合は祖母にお願いします。
赤ちゃんに食べさせる順番
いよいよ、「お食い初め」の順番を説明します
- ご飯⇒吸い物⇒ご飯⇒焼き魚⇒ご飯⇒吸い物の順に祝箸で赤ちゃんの口元に持っていく
- 上記を3回繰り返す
- 最後に歯固めの儀式を行う
「歯固めの義」は、「お食い初め」の最後、ご飯や吸い物を赤ちゃんの口元に運ぶ動作の後に行います。歯固め石にお箸を当てて、「丈夫な歯が生えますように」という願いを込めながら、その箸を赤ちゃんの口につけます。「歯固め石」の入手方法は、「お宮参りの際に授かる」・「拾ってくる」・「通販サイトや赤ちゃん用品店で購入する」等があります。
「お食い初め」の儀式が終わった後は、参加者全員で祝い膳をいただいてください。使用した歯固め石の処理は、半紙に包んで保存したり返却したりと地域によって異なります。
いただくお祝い金の相場とお礼の仕方
お祝い金の相場
赤ちゃんのパパやママとの続柄によってお祝い金の相場は変わってきます
- 両親 10,000円/一人
- 兄弟 5,000円~10,000円
- 友人や親戚 3,000円~5,000円
お礼の仕方
「お食い初め」に出席した人
その日の食事代と考えて、特別なお返しは用意しない方が多いようです。赤ちゃんの元気でかわいい姿をみせてあげれば、親御さんや親戚の方にとっては、十分に満足していただけると思います。
「お食い初め」に招待していなかった人
招待はしていなかったけど、お祝い金を頂いた方には、内祝いとして日用品や品物を送ると喜ばれます。品物の金額の相場は、いただいた金額の3分の1~2分の1を目安にすればいいでしょう。
まとめ
「お食い初め」は、赤ちゃんが「将来食べものに困ることの無いように」と健やかに成長を願う行事です。みなさんの、そんな願いが込められていれば、あまり形式にこだわらなくても立派な儀式になるはずです。その際に、写真や動画を残しておけば大人になった時の記念になりますし、自分の子供や孫にも「お食い初め」のやり方の参考になると思います。「お食い初め」を1度もしていない私が言うのも何なんですが、昨今は、お金のかかることや手間のかかることは、省略しがちな風潮ですが、日本の素敵な行事を代々引き継ぐことも大切なのではないでしょうか?