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あなたは気づかぬうちに新しい可能性を求めている
「会社を辞めたい」、「プライベート重視の働き方がしたい」、「でも40代だし・・・」、「幹部社員で責任もある」、「家族はどうなるだろうか」、「年収のダウンは避けたい」。この記事を読んでいる方は、このような悩みを持って、「いつかは転職がしたい」と思いながら、毎日仕事を続けているはずです。私も約5年の長い間、同じような思いをしていましたので、痛いほど気持ちがわかります。このブログで、出会えたのも何かの縁だと思いますので、私が転職を決断した理由や、その後どのような生活を送っているかをお話ししたいと思います。今まで経験してきたありのままのリアルな体験を記載しますので、記事を最後まで読んでいただくことで、決断のお手伝いができると思っています。「今の仕事を続けるのか」、「転職するのか」。新たな可能性を求めて、迷っているあなたの背中を押すことができれば幸いです。さぁ、新たな一歩を踏み出しましょう。
私の職歴について
まず最初に私がどんな仕事をしていたかについて、お話しします。
工業高校卒業後、大手コンピュータ関係の会社に就職しました。仕事の内容は、ハードウェアのメンテナンス業務です。コンピュータ関係で仕事をしている方は、よくわかるかと思いますが「CE」(カスタマエンジニア)ってやつですね。結局、28年間もこの仕事をしていたんです。そうです、私はこの仕事が好きだったのです。お客様には何度もお叱りもうけましたし、私の入社当時は、パワハラがあたりまえで、先輩たちは、ヤンキーあがりの人ばかりで非常に厳しかった(暴力的?)です。ただ、今ほど時間に追われることもなく、コンプライアンスやセキュリティーについても、うるさくなかった時代でしたので、楽しみながら仕事に取組むことができていたのかもしれません。また、コンピュータのハードメンテナンスの仕事においても、経験を積むたびにスキルが上がっていくのが自覚でき、自分でいうのもなんですが、かなり優秀な社員ではなかったかなぁと思っています(笑)。現役の現場時代は、「パソコン」・「プリンタ」・「オフコン」・「汎用コンピュータ」・「サーバー」・「ストレージ」・「ネットワーク機器」等の金融系の機械以外は全て対応可能でした・・・。サーバーのSWAT要員に抜擢されたりもしました(会社の枠を超えて、社会システムの重大トラブル対応時に、現場の復旧応援に行く人)。なんか、自慢話みたいになってきているので、もうやめますが、とにかく当時は、この仕事を辞めるとは全く思っていませんでした。
仕事が好きだった私がなぜ仕事を辞めたいと思い出したのか
なぜ好きだった仕事を辞めたいと、強く思いだしたか振り返ってみると、明らかなターニングポイントがありました。それは・・・・
幹部社員に昇進してからでした
一般社員の時は、幹部社員になって「その風景を見てみたい」、「金もバリバリ稼ぎたい」という意欲で、いっぱいでした。その希望が叶えられたにもかかわらず、日を追うごとに仕事を辞めたいと思った理由はなんだったんでしょう。振り返ってみます。
- 現場作業から売上管理がメイン業務となった
- 部下のマネージメントからくるストレス
- プライベートな時間が極端に減少
- ゴマすり上司やブレブレ上司への不満
上記4点についての状況を順に詳しく説明していきます。
現場作業から売上管理業務へ
幹部社員になるということは、経営陣側に加わるということになります。当然、自分の課には売上目標があり、達成することが重要なミッションとなります。しかし、私は現場作業は非常に好きで得意でしたが、数字に関する業務が苦手でした。年間の予算作成、四半期ごとの予算の見直し、毎月の売上実績と改善策の報告等・・・。その他、様々な報告・会議・改善策。事務処理ばかりで全く仕事が楽しく感じられなくなっていました。「名プレイヤーは名監督にはなれない」自分は、まさにそのタイプだなと自分自身に言い聞かせて、そのうち何とかなるだろうと思い、辞めたい気持ちを誤魔化しながら仕事をしていました。
部下のマネージメント
幹部社員になったと同時に転勤となります。初めて管理職として部下を持つことになりましたが、いきなり4営業所24名の部下を任され、しかも22名が自分より年上の先輩で、初めて顔を見る人も多くいたような状況でした。この状況厳しいですよね。私は、部下が年上でも厳しく指導するタイプでしたが、ちょうどその頃から、幹部社員を対象にした「ハラスメント」の教育が度々実施されるようになりました。自分は指導しているつもりでも、部下から見るとパワハラに該当することもあるようで、非常に気を使いストレスが溜まっていたことを覚えています。結局、マネージメント力が低かったということでしょうが、そのことも悩みの一つとなり、ますます仕事が面白くなくなっていきます。
プライベートな時間がない
幹部社員になった1年目は、本当に分からないことが多く、やらないといけないことも山のようにありました。また、「働き方改革」が世間に広まってきた時期で、部下には残業をさせず、中間管理職が部下の仕事まで吸収するという狂った習慣が定着し始めた頃でした。その頃は単身赴任でしたが、会社にいる時間が長すぎて、借りていた部屋の電気代が月に1,000円前後という信じられない状況でした。具体的にいうと、朝6時過ぎには事務所に出勤して、家に帰るのが夜中の1~2時頃。常に睡眠不足で、昼間も頭がボーっとして余計に効率が悪くなる始末(睡眠ってほんとに大事ですよ)。もちろん、休日も同じような状態で、月に1日休めれば良いほうでした。なので、当然プライベートな時間は、ほぼありません。家族と会うこともほとんどできません。また、コンピュータ関係の仕事ということで重大なトラブル(銀行の取引ができないとか、スマホの通信障害が発生したとか、病院の電子カルテがダウンしたとか)があれば、休日・夜中に関係なく幹部社員に連絡が入り、現場に駆け付けることも頻繁にあります。寝る時はもちろん、風呂に入っている時も連絡は取れるように、四六時中肌身離さず携帯は持っていました。家族で出かけた時も呼び出しが入り、私一人だけが先に帰って、現場に駆け付けたこともあります。こんな働き方で嫌にならない人っていますか?
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上司への不満
私が課長職をしていた時の取締役が本当にクソみたいな人間でした。口だけで具体的な指示は全くなく、思い通りにならなければすぐに怒る。反面、社長に対しては、度を過ぎた忖度をする人で、思いだしただけでも気分が悪くなる人間でした。私もサラリーマンですので、仕事上での出来事は、ほとんどの場合、我慢しますがコイツだけは本当に嫌いでした。こんな奴がいる会社なら辞めたほうがいいなって、本気で思ったほどのクソ人間です。
この頃からどんどん仕事が嫌いになり
会社を辞めたい気持ちが膨らみ転職を真剣に考えます
転職を考えだしてからやったこと
「仕事を辞めたい!」「転職がしたい!!」と思った私がまず最初にしたことは、転職エージェントに登録しました。4社のエージェント会社に登録して、定期的に求人をみたり、スカウトを受けたりしていましたが、心の奥に「今の仕事は辞めてはいけない」という相反する気持ちがあり、この会社は「給料が安い」とか「福利厚生が良くない」とか「人間関係が悪そうとか」いろいろと文句をつけて、なぜか辞めない理由を自分自身で作っていたように思います。本音はすぐにでも辞めたいはずなのに・・・。恥ずかしい話ですが、その当時よく思っていたことは、「夢の中で神様が出てきて、この求人に応募しなさいって道を示してくれないかなぁ」とか、「どっかの会社から好待遇でヘッドハンティングされないかなぁ」とか、「友達が起業して役員待遇でうちの会社で働いてくれって言ってくれないかなぁ」というありえない妄想ばかりを抱いていました。40後半のおっさんが思う事ではないですね。「仕事を辞めたいのに、本格的に行動は起こさない」こういった状況が数年にわたり続きました。
決断は突然にやってくる!
「面白くない仕事」、「長時間労働」、「義務を果たさず権利ばかり主張する部下」、「社長にゴマをすることに必死な上司」・・・。そんなストレスを溜めながら続けていた仕事を辞めようと決断する日が突然やってきました。今になって考えてみると、驚くほど即決でした。
転職を決断した3つの理由
- 嫌いな上司の一言
- 顧客ファーストではない上司たち
- 妻のひとこと
数年間にわたり、下す事のできなかった決断でしたが、1週間で起きた3つの出来事で即決できました。順番に説明していきます。
嫌いな上司の一言
この日は休日でしたが、例のごとく仕事が溜まっており、事務所に向かっていました。前日の夜も仕事で顧客から直帰したため、社有車での出勤でしたが、寝不足と疲れによる不注意から、交差点で信号待ちのため停車していた車両に、社有車をぶつけてしまいました。幸いにも怪我人は出ず、わずかな接触で済んだので車両の修理もお互いに必要ありませんでした。警察に事故の届け出をした後、嫌いな上司にも報告をしました。その時の一言目が、「馬鹿だねぇ。何をやっているの」でした。怒りを超えて呆れてしまいました。幹部社員であろうものなら、一言目は、嘘でも「怪我はなかったか?」と体を気づかう事が普通です。私も部下から事故の報告をうければ、第一声はこれです。しかし、50代後半の取締役でもあろう方が「馬鹿だねぇ」です。ほんとに人間として終わっていると思い、転職の決断に至った1つ目の出来事でした。
顧客ファーストではない上司たち
事故を起こした3日後のことです。この日は、あるプロジェクトの内容を社長に説明するための事前のプレゼンでした(社長に説明する前のプレゼンって何って感じですよね)。非常に無駄な時間に感じた私は、顧客へのプロジェクト説明資料を使用してプレゼンをしました。プレゼン後に、嫌いな上司のコメントは、「誰の為の説明と思っているんだ。社長がわからないだろ」でした。「終わってんなぁ」私の心の声です。また、統括部長からも同様な意見がありました。「コイツらは、どこを向いて仕事をしているんだろう?顧客ファーストだろう」これも私の声です。結局、この日は資料の作り直しが必要になり、翌朝の4時に帰宅しました。転職の決断に至った2つ目の出来事でした。
妻のひとこと
徹夜明けで朝4時に帰り、30分ほどの仮眠をとって6時過ぎに仕事に行くために家を出ようとした時に、妻から「今日は休んだら」と声をかけられました。「何を言ってるんだろう、昨日のプレゼンのやり直しを今日はしなくてはならないのに、休むわけがないだろ」と思いましたが、つづいて「ほとんど寝てないでしょ」、「昨日だけでなくて、私が寝る前に帰ってきたことってほとんどないよなぁ」、「頑張って働いているんだから、たまには、休んだら」って言われたときに、どこか心が軽くなって涙が出そうになったのを覚えています。この出来事が転職の決断に至った決定的な出来事でした。
味方がいてくれたという心強さ
会社を辞めて転職する決断をしたことを妻に話すと、何も言わずに同意してくれました。妻が言うには、ここ数年の間、家でいる時も、私はいつもイライラしていたそうです。また、寝ている時も仕事の話を寝言でよく言っていたとの事です。もし、単身赴任がずっと続いていたら、恐らく仕事も辞めずにつづけていたでしょう。体を壊していたかもしれません。鬱病を発症していたかもしれません。私の変化に気づいてくれて、優しい言葉をくれた妻には感謝しかありません。
人生において大切なもの
人によって大切なものは、それぞれ違うと思っています。「働き方」についても同様で、「お金の為」、「家族が大事」、「仕事自体が面白くて仕方がない」等々、最優先する事項は変わってくると思います。以前、だれかから聞いた死ぬときに後悔することが次の5つだそうです。
- 自分に正直な人生を生きればよかった
- 働きすぎなければよかった
- 思い切って自分の気持ちを伝えればよかった
- 友達と連絡を取り続ければよかった
- 幸せをあきらめなければよかった
私は、家族が大事であり近くで守ってあげて幸せにすることが、人生で最優先事項だと思っています。会社で私の代わりは、いくらでもいますが、家族の中での私の役割をできる人は、他にはいないと思っています。もちろん、仕事もお金も大事ですが、残された人生を幸せに送るためには、転職という選択は正解だったと思っています。
転職を決断したときに準備すること
とはいえ、40代で転職を決断して何も考えず、仕事を辞めてしまうのは少し無謀かと思います。私は、会社を辞める数年前から転職エージェントに登録して、情報収集はしていましたので何らかの仕事には就けると考えていました。下記に準備しておくべき項目を記載しますので参考としてみてください。
- 転職エージェントの登録(自身の市場価値を確認するためにも有効)
- 何歳まで働き、生活レベルはどの程度にするかを検討
- 現在の保有資産を確認し、収入が途絶えた場合に何ヶ月間生活ができるかを試算
- 生活する上で、今後必要な経費額(教育資金、住宅ローン等)
- 固定費削減の検討(不要な保険の見直し、格安スマホ変更による通信費削減等)
現実を考えれば最終的には、お金の問題になってくると思いますので、しっかり検討し準備をしておくことが大事です。以前の会社は役職定年が55歳であり、その後は給料も3~4割はダウンします。転職前には会社のルールや仕組みを確認して損をしない辞め方も検討してみることが必要かと思います。ただ、40代相当のキャリアやスキルがあり、中小企業であれば希望する転職も可能かと思います。
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転職後の私の現在
転職後の生活状況について報告します。
・人間関係や仕事内容におけるストレスを感じなくなった
・業務時間とプライベートの時間のメリハリができた
・家族との時間を十分に確保できるようになった
・仕事以外の出来事に関心を持つようになり、勉強熱心になった
転職をして一番のデメリットだったことは、年収が4割近く減少したことです。それに関しては、事前の試算と今後の生活について妻と十分に検討していたため、想定内であり大きな問題にはなっていません。それよりもメリットのほう大きくなりました。プライベートの時間が多くなり、家族と過ごす大切な時間を確保できるようになりました。また、小規模で少人数の会社を選んだため、社員全員が考え方や意見を共有できる環境で仕事に対するストレスも無くなっています。そのほかにも、プライベートな時間を利用して投資や副業にも興味をもち、勉強するようになりました。総合的にみて、私の転職は成功だったといえます。
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今、転職を考えて迷っているあなたへ
最後に、今40代の管理職で転職を視野に入れ会社を辞めるかを迷っている方へのアドバイスです。
- 自分にとって何が一番大切なのかをハッキリさせる
- 現状悩んでいることは、「何なのか」「解決できることなのか」を見極める
- 残りの人生をどう生きていきたいかを明確にする
私の個人的な考えですが、結論としては、「お金」か「時間」かの選択であると思います。私は、「時間」を選択しました。家族を幸せにするためには、現状で「お金」よりは「時間」が必要と判断したからです。「お金を稼ぐ」ために時間を犠牲にするか、「時間を確保」するために収入を減らすかです。悩んでいるだけで、行動を起こさない人はいつまでも変わりません。そのタイプの方は、「今の仕事を一生頑張る」と決めて悩むことはやめましょう。また、「自分にとって一番大切なものが分かった」方は、会社を辞める意思を周りに伝え、着々と転職の準備をはじめましょう。どちらが正しいかは、現時点では誰にも分りません。自分の判断は常に正しいと信じて決断をしてください。死ぬ寸前に、「後悔のない素晴らしい人生」であったと思えるように。